ワールドネバーランド~ゼーン大陸物語~のプレイ日記です。 ネタバレ等考慮しておりませんのでご注意を。 *掲載されている画像等の著作権は株式会社アルティにあります。

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出会い
とある友人たちと会話中、「小説かいてる~」という話題が出まして。
その小説を見せてもらっているうちに、私も小説見てもらいたいなー、
と言ったら・・・。
「ブログに書いてもいいと思うよw」とのお言葉。
そんなこんなで、小説書いていこうと思いますw

今回は、菊と、婚約者揚羽のお話です。
それでは、どうぞ・・・。


あれは、私がまだ子供の頃・・・。


友人の家に子供が生まれたというので、昼間母上はそれを祝いに出かけていた。
夕方になって家に戻ってきた母上が、ひどくご機嫌で私を手招きする。

「葉菊ちゃん、ちょっとおいで」

何があったのかな、と思いながら、近寄った私を抱き上げて、母上は先ほどの友人宅へ向かった。

その家は4人家族の私の家とは違って、大勢の家族が集って生活していた。
中でも、つい先ごろ生まれたばかりだという赤ん坊たちは、せわしげに這い回っては、お互いに何事か話し合い、にぎやかで楽しげだった。
初めて見る自分よりも小さい子供に、私はとても興味を引かれた。

母と友人たちに連れられて、二階に上がった時。

私は、私の運命と出会うことになる。

上がってしばらくは、その小さな存在には気がつかなかった。
その子は、元気に遊んでいたほかの赤ちゃんとは違い、白いソファーに埋もれるようにして眠っていたから。
母上と友人夫婦の話に少し退屈していた私は、部屋の端にある本棚に気がつき、そこへ近寄った。
何かいるとはまったく予想していなかった私の視界の端に、ソファーの上でちらりと動く影が映り、私は驚いてぱっとそっちを見た。
そこには、すやすやと安らかな寝息を立てている赤ん坊がいた。
幸せそうな、穏やかな顔。
身動きすれば、その眠りを壊してしまいそうで、私は動けずその子を見つめていた。
ほんの数瞬後、何の前触れもなく、その子は閉ざしていた瞳をぱかりと開けた。

瞳が、あった。

大きな茶色の瞳に、私のどこかびっくりしたような表情が一瞬見えて。

次の瞬間、その瞳がふわりと微笑った。

私、ただ一人に向けて。

きっと、この瞬間に、私の運命が決まったのだと思う。

澄んだ笑い声が響き、友人夫婦に我が子の目覚めを知らせた。

「あら、揚羽ちゃん起きちゃったのねー。」

赤子の父親が、笑いながら近づいてくる。
その足音を聞きながら、私は心で繰り返した。

揚羽。

この子の名前は、揚羽。





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