ワールドネバーランド~ゼーン大陸物語~のプレイ日記です。 ネタバレ等考慮しておりませんのでご注意を。 *掲載されている画像等の著作権は株式会社アルティにあります。

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常夏の花に結びて
はい、大変長らくお待たせいたしました…。
小説2話目でございます。
すみませんすみません・・・
とりあえず、どうぞ・・・(汗)


キリサーイの魔方陣に乗って念じれば、その力であっという間に空中庭園へとたどり着く。
ここ、バスハル南の入り口は果樹園になっているから、いつ通りがかっても柑橘類の香りがする。
深呼吸して、甘酸っぱい匂いを胸いっぱいに吸い込むと、ああ帰ってきたなぁという気分になる。
幼い頃からずっと慣れ親しんだ香りがする果樹園を抜けて、私は家路を急いだ。

「お帰り紅葉、お前に手紙が届いているよ。」
にぎやかな家にたどり着くと、寿司おじさんが私に一通の手紙を渡してくれた。
「ただいま、ありがとう」
笑顔でおじさんが差し出す封筒を受けとる。
差出人の名前は「銀 十六夜記」
…どこかであっただろうか…?
「あら、男の人の名前じゃない?もしかして恋人でもできた?」
冗談めかして、リンダおばさんが私に聞いてくる。
「ち、違いますよ。まだそんな人いませんから!」
からかわれているとわかってはいても、ついつい焦って反応してしまう私に、みんなが弾けるように笑い出す。
にぎやかに話し続ける家族を後に、赤くなったほほを隠すようにして二階へと駆け上がっていった。

今思うと、あの時のリンダおばさんの言葉はある意味正しかったのだ。
なぜならその手紙は、紛れもないラブレターであり・・・。
今の私のだんな様が送ってくれたものだったのだから。

二階に上がり、真っ赤になって熱を持ったほほを冷まそうと手をほほに当てると、ふわりと覚えのないにおいがした。
今までかいだことはないけれど、甘くてとても心地のいい匂い。
手に持ったままの封筒から、その匂いがしているとやっと気がついた。
顔のすぐ近くに持ってこなければわからないほどに微かな匂いだったが、一度気がつくとはっきりと感じられる。
そっとペーパーナイフで封を切り、中身を取り出そうとすると、便箋と一緒にいくつもの花が飛び出してきた。
淡い紫の、蝶々のような花びら。
窓から入り込んだ風が、その花たちを浚っていきそうになって、私は慌てて花達を捕まえ、そっと封筒に戻した。

その花の名は、とこなつ。
古の歌で、妻になぞらえられることが多い花だと知ったのは、ずっと後になってからだった。
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Comment

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短いな・・・・w
ちょっと慌てて更新したもので、かなり短めとなっております。
後々の小説で補足がある、かも・・・?
紅葉 | URL | 2006/11/08/Wed 23:57[EDIT]
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