ワールドネバーランド~ゼーン大陸物語~のプレイ日記です。 ネタバレ等考慮しておりませんのでご注意を。 *掲載されている画像等の著作権は株式会社アルティにあります。

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銀(しろがね)の雪降る地で
こんばんは。
ついに手を出してしまいました、小説紅葉編!
さあ、今度の一葉(いちよう と読んでください)はどんな物語をつむぐのでしょう・・・。
それでは、どうぞ・・・。


銀の雪降る地で。

貴方と出会った。

ちょうどその日、私は友達の結婚披露宴に呼ばれて、普段は行かない雪国へと足を運んでいた。
慣れない雪道に苦労しながら、ようやく友達の家のある地区までたどり着いた時、誰かが私にぶつかってきた。
危うくバランスを崩しかけた私を、ぶつかってきた人が支える。
「すみません、お怪我はありませんか?」

「はい、大丈夫です…」
ちゃんとまっすぐ立って、改めて相手を見て、私は軽く目を見開いた。
相手は私よりも小さな少年だったのだ。
思わず、まじまじと少年を観察してしまう。

今が伸び盛りなのか、少し全体にひょろりとした印象を受けるが、それは決して彼がひ弱であると言うことにつながらない。
実際さっき自分を軽々と受け止めたのは、この腕なのだ。
長い前髪に隠れがちな、優しい顔がふと赤らんで、彼は早口で私に告げた。

「すみません、よく前を見ていなくて。
 申し訳ないんですが、急いでいるのでこれで失礼します。」

年下の子供とは思えないくらい丁寧な口調で言うと、私がうなずくのを確認してすぐ、まるで何かから逃げるかのように駆け出していった。

(…なんであんなにあわてて走っていったんだろう…?
 急いでいるって言ったから、そのためかな?)

ぼんやり少年の背中が消えていったほうを見ていると、友達から声がかかった。

「もみっちー!準備できたってー!
 中に入ろう!」

「あ、うん。今行くー!」

ちらりと見えた、涼やかな青の瞳と、赤く染まった頬が妙に鮮やかに記憶に残っていた。


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