ワールドネバーランド~ゼーン大陸物語~のプレイ日記です。 ネタバレ等考慮しておりませんのでご注意を。 *掲載されている画像等の著作権は株式会社アルティにあります。

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暖かい家
おはようございます。
今回の小説は、サブサブの銀のこと。
銀の奥さんとの生活を描いた?お話になっております。
それでは、どうぞ・・・。


きぃ、と軽い音を立ててドアが開く。
家の中に入ったとたん、暖かな空気が彼を出迎えて冷えた体を包んだ。
暖められた室の心地よさに目を細め、彼はソファに体を沈める。
柔らかなソファに身を預け、彼は部屋の中に視線をめぐらせた。

生きることそのものにさえあまり執着の無かった彼だけでは、こうして暖かく居心地のいい家を作ることは到底できなかっただろう。
そもそも一人では家を持とうとすら思わなかっただろうし、たとえ持ったとしても、雪国の冷たい空気がそのまま続いているような、さびしい場所になっていたに違いない。

でも。

彼がであった女性は、彼に暖かな場所があることを教えた。
優しい家族を、穏やかに流れる時間を、そして惜しみない愛情を彼に与えた。
消して文句や不満を口にせず、しっかりと家族を支える彼女は、この家の中心だ。
彼は今でもあちこち飛び回り、妻と一緒にすごす時間はほとんど無いといってもいいほどなのに、ずっと、この家を守って、彼を見捨てずにいてくれる。
どれほどの感謝をしても足りないほど、助けてくれている。

「私の尊敬と愛情は、すべて貴女に。」

一人つぶやき、彼は自分が手に入れてきた贈り物を見る。
共にすごす時間が短い分を、物で埋められるとは思わないけれど。
大切な人に何もしないということはできなくて。
自分と同じ、銀の字をもつ材料で作られた小箱を贈り物に選んだ。
それにしても、今日は妻がまだ帰ってきていないようだ。
いつも妻に自分を探させてしまうから、たまには。
自分から会いに行こう。

どこにいるだろうか?
いつも働いているのは地螺だけれど。
…ああ、確か今は、畑で野菜に水をやったり種を取ったりしていると言っていたか。
では野菜畑のあるところで…。
転職の相談を持ちかけられたこともあった。
あの時自分はランを勧めたはず。
なら、まずはランの畑をあたってみよう。

自分の思いつきに、子供のようにわくわくとしながら、彼はソファから立ち上がった。
そしてそのまま、外へと飛び出していく。
いとしい人の下へと。
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Comment

 秘密にする

夫:銀より。
キャウには本当にいろいろ助けられました。
むしろ、こちらがちゃんと返せているか不安なくらいに。
ほとんどインしていないような私と結婚してくれて本当にありがとう。
紅葉(銀) | URL | 2006/09/29/Fri 00:49[EDIT]
母様は父様になにもできないといっていました。
父様はいつも大切にしてくれているのに、自分にできるのは
家にいることとお弁当を準備すること。それだけだって・・・
でも千歳はそれだけで十分だったのかなってほっとしました。

母様ももうすぐ旅立つけれど、父様が待っていらっしゃるから
きっと嬉しいのではないかと思います。
千歳 | URL | 2006/09/28/Thu 18:06[EDIT]
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